前走は500万クラスでの実に4度目の4着となった我らが愛馬デスティニーシチーですが、3着馬とは僅かにハナ差ともう馬券圏内は目の前です。
優先権を確保しましたので、在厩で調整され、次走は中1週で6月28日 阪神12R 500万下 ダート1400m 定量を予定されています。
ちょうど、このレースですと私は現地に応援に行くことができますので有り難いですね。
前走前 6月11日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.7
3F 38.8
2F 25.3
1F 12.8
6月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.5
3F 40.9
2F 25.9
1F 13.0
6月25日、中1週というのはわかりますが、やけにいつもよりも軽いですねえ。これはちょっと馬体減りや調子落ちを考えないといけないかも知れません。
私ほっさんの追い切り評価は「C」です。馬格のない馬ならともかく、馬格のある馬がこれだけ調整が軽いと疑念を抱かざるを得ないですね。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エアウェーブ | 5/31 500万 | 京都ダ1400 | 14 | 5 | 16 | 3 | 1 | 11 | |||
オリエンタルエッグ | 義英真 | 6/08 500万 | 阪神ダ1400 | 12 | 11 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
優 | キタサンウンゲツ | 川田将雅 | 6/01 500万 | 京都ダ1400 | 5 | 5 | 5 | 2 | 2 | 4 | |
キングオブタイム | 松若風馬 | 6/08 500万 | 阪神ダ1800 | 11 | 3 | 5 | 1 | 3 | 2 | ||
サトノアビリティ | 小牧太 | 4/19 1000万 | 阪神ダ1400 | 6 | 1 | 2 | 7 | 1 | 2 | ||
サンマルウィーク | 国分恭介 | 4/26 500万 | 東京ダ1600 | 7 | 9 | 11 | 15 | 交 | 7 | ||
サンライズホーム | 岡田祥嗣 | 5/28 交流 | 笠松ダ1400 | 1 | 1 | 9 | 8 | 8 | 5 | ||
シャトーウインド | 小坂忠士 | 6/11 交流 | 園田ダ1870 | 2 | 2 | 6 | 9 | 1 | 2 | ||
ステイウエル | 浜中俊 | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 5 | 1 | 12 | 6 | 1 | 3 | ||
スリーエスペラント | 酒井学 | 5/05 地方 | 佐賀ダ1400 | 1 | 1 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
スリーキングス | 6/08 500万 | 阪神ダ1800 | 7 | 12 | 地 | 地 | 地 | 地 | |||
ゼンノコリオリ | 武幸四郎 | 3/09 1000万 | 阪神ダ1400 | 10 | 11 | 1 | 3 | 7 | 13 | ||
優 | デスティニーシチー | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 4 | 5 | 交 | 8 | 4 | 7 | C | |
トウケイムーン | 6/14 500万 | 阪神ダ1200 | 13 | 13 | 14 | 12 | 15 | 6 | |||
優 | ナリタロック | 太宰啓介 | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 2 | 9 | 7 | 3 | 7 | 8 | |
ノアオーカン | 幸英明 | 6/08 500万 | 阪神ダ1400 | 4 | 9 | 9 | 14 | 6 | 6 | ||
バンブーデルピエロ | 2/22 1000万 | 京都ダ1800 | 16 | 13 | 7 | 8 | 1 | 4 | |||
ブラックシャリオ | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 8 | 15 | 13 | 8 | 9 | 13 | |||
ペガサスピッコロ | 川須栄彦 | 5/17 500万 | 新潟ダ1200 | 7 | 12 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
マヤノチャクリ | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 11 | 16 | 12 | 地 | 地 | 地 | |||
レアプラチナ | 6/11 交流 | 園田ダ1870 | 11 | 9 | 15 | 16 | 12 | 地 | |||
ワンダージェニアル | 4/30 地方 | 園田ダ1400 | 2 | 1 | 地 | 地 | 地 | 地 |
表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績
フルゲート16頭のところに現在22頭出馬想定されています。デスティニーシチーは優先出走権がありますので、出走は確実です。
想定段階ではデスティニーシチーの鞍上は未定です。上記に名前がなく当日阪神で騎乗予定の有力騎手はクレイグ・ウイリアムズ、福永祐一、和田竜二、松山弘平、武豊、北村友一 各騎手辺りです。この辺りのだれかを乗せてくれるのでしょうね。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
増 | アップアンカー | 松若風馬 | 4/29 交流 | 名古ダ1400 | 1 | 1 | 交 | 交 | 10 | 13 | |
増 | キクノブレイン | 北村友一 | 5/24 500万 | 新潟ダ1200 | 6 | 2 | 3 | 4 | 3 | 15 | |
優 | キタサンウンゲツ | 川田将雅 | 6/01 500万 | 京都ダ1400 | 5 | 5 | 5 | 2 | 2 | 4 | |
サトノアビリティ | 小牧太 | 4/19 1000万 | 阪神ダ1400 | 6 | 1 | 2 | 7 | 1 | 2 | ||
サンマルウィーク | 国分恭介 | 4/26 500万 | 東京ダ1600 | 7 | 9 | 11 | 15 | 交 | 7 | ||
サンライズホーム | 岡田祥嗣 | 5/28 交流 | 笠松ダ1400 | 1 | 1 | 9 | 8 | 8 | 5 | ||
ステイウエル | 浜中俊 | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 5 | 1 | 12 | 6 | 1 | 3 | ||
スリーエスペラント | 酒井学 | 5/05 地方 | 佐賀ダ1400 | 1 | 1 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
ゼンノコリオリ | 武幸四郎 | 3/09 1000万 | 阪神ダ1400 | 10 | 11 | 1 | 3 | 7 | 13 | ||
優 | デスティニーシチー | 福永祐一 | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 4 | 5 | 交 | 8 | 4 | 7 | C |
優 | ナリタロック | 太宰啓介 | 6/15 500万 | 阪神ダ1400 | 2 | 9 | 7 | 3 | 7 | 8 | |
ノアオーカン | 幸英明 | 6/08 500万 | 阪神ダ1400 | 4 | 9 | 9 | 14 | 6 | 6 | ||
バンブーデルピエロ | 和田竜二 | 2/22 1000万 | 京都ダ1800 | 16 | 13 | 7 | 8 | 1 | 4 | ||
ペガサスピッコロ | 川須栄彦 | 5/17 500万 | 新潟ダ1200 | 7 | 12 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
ワンダージェニアル | 鮫島良太 | 4/30 地方 | 園田ダ1400 | 2 | 1 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
増 | ワンダープロタール | 松山弘平 | 3/16 500万 | 中京ダ1200 | 14 | 16 | 10 | 8 | 13 | 地 |
表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績
スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
枠順は揉まれやすい最内が不利。あとはほぼフラットだが、外枠が若干有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
最近はクロフネ、フレンチデピュティといったヴァイスリージェント系の種牡馬の活躍が目立つ。
有利な枠順 最内不利で外有利 有利な脚質 先行 ポイント 先行力、枠順 種牡馬ベスト アフリート、ジェイドロバリー、ブライアンズタイム 連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5 2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4 2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8 3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7 3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1 3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5 3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8 古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7 古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5 古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2 古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2
今回のデスティニーシチーの鞍上はデスティニーシチーとしては初騎乗となる福永祐一騎手です。水曜日の想定段階では鞍上が未定で、想定表に名前がなく当日阪神で騎乗予定の有力騎手はクレイグ・ウイリアムズ、福永祐一、和田竜二、松山弘平、武豊、北村友一 各騎手辺りでしたから、デスティニーシチーは権利持ちですし、この中のだれかを乗せていただけるとは思っていましたが、私の中で一番良い騎手を選択していただいたと思います。
福永祐一騎手と言えば昨年の全国騎手リーディングトップのジョッキー。今まさに充実期で競馬サークルでももっとも評価の高い騎手の1人です。追いの強さ、レース感などは超一流と思います。ただ、馬を押さえつけたり、難しい馬を制御する能力はキングヘイローの印象が強いのでしょうが、未だにいまひとつの気がします。デスティニーシチーは非常に乗り難しい馬ですから、上手く制御できるのかという心配はあります。それでも実績や現在の充実度を考えると杞憂に終わってくれるのでしょうね。
私ほっさん愛馬への騎乗はこれで7回目ですが、過去、いずれも満足のいく騎乗であり、是非乗っていただきたい騎手です。特に愛馬ペルシステンテの騎乗は感動モノでした。
まだ、愛馬での優勝はありませんが、一度ご一緒に口取りに納まりたいと思います。
イベントでは、武豊騎手をライバル視し、よく「早く調教師になって」と笑わせるなどユーモアもあり、いろんな意味で期待の高いジョッキーです。
2014年6月27日現在、中央1634勝、勝率12.2パーセント、連対率22.6パーセント、GT18勝、重賞104勝と超一流の成績。昨年(2013年)は中央131勝、勝率15.5パーセント、連対率27.7パーセント、お見事全国1位の成績でした。本年(2014年)はここまで45勝、勝率14.3パーセント、連対率28.3パーセントで全国騎手リーディングの8位です。
福永 祐一(ふくなが ゆういち)は1976年12月9日生まれの37歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属の19年目の騎手である。競馬学校入学時より「天才」と称された父で元騎手洋一の子ということで話題を集めていた。妻は元フジテレビアナウンサーの松尾翠。デビュー当時は北橋修二厩舎所属(06年に解散)。現在はフリー。
父・洋一の兄弟である伯父には競馬関係者が多い。長兄・甲はJRAの元騎手・元調教師、次兄・二三雄は大井競馬の元騎手、三男・尚武は船橋競馬の元騎手である。洋一は四男。
1996年、競馬学校を卒業しデビューするが、同期にはJRA初の女性騎手となった牧原由貴子(当時)ら3人の女性騎手や双子の騎手として話題となる柴田大知・未崎兄弟、そして後にテイエムオペラオーとのコンビで一世を風靡する和田竜二などがおり競馬学校花の12期生(現在は花の12期生の1人として語られることも多いが、その前年に競馬学校11期生の入学試験を受けている。しかし、直前に負った足の骨折で体力試験をパスできずに不合格。これにより福永は幻の11期生となったが、その後1年間近江兄弟社高等学校に通い、翌年に再受験し合格したため、1歳年上の細江純子以外の同期生は福永より1歳年下である)と言われ話題を集め、落馬事故で脳挫傷の障害を背負ったために引退した常石勝義らを含めて現在でも仲が良いことで有名。
同年3月2日の中京競馬第2競走でマルブツブレベストに騎乗し堂々の初騎乗初勝利を挙げると続く第3競走でもレイベストメントで勝利し、デビュー2連勝というデビューを飾る。この年は53勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手も獲得した。
1997年7月22日、川崎競馬場(スパーキングナイター)で行なわれた第44回エンプレス杯でシルクフェニックスに騎乗し重賞初制覇。同年11月15日にキングヘイローで東京スポーツ杯3歳ステークスに勝ちJRA重賞初勝利。同馬の主戦騎手として翌年のクラシックでもコンビを組み皐月賞では2着となったが、続く東京優駿(日本ダービー)では引っ掛かったキングヘイローを制御できずにいつもとは違う逃げの競馬になり14着に敗れた。秋初戦の神戸新聞杯からはキングヘイローの主戦は岡部幸雄で行くことが発表されたが、次走の京都新聞杯では岡部が当初海外に行く予定が入っていたため、再び手綱をとって2着。京都新聞杯では最後の直線で祐一の叫び声に、スペシャルウィークで馬体を併せた武がキングヘイローにかける気合に驚いたと言われている。しかし、最後の1冠となった菊花賞で5着、次走の有馬記念で6着に敗れたのを最後にコンビを解消した。
1999年の桜花賞でプリモディーネに騎乗しJRA GT初勝利。しかしその翌週、中京競馬場で施行された小倉大賞典(マルカコマチに騎乗予定)の本馬場入場の際に落馬事故で肋骨骨折、左腎臓損傷の重傷を負う。秋には復帰し、朝日杯3歳ステークスを自厩舎の所属馬エイシンプレストンで制した。エイシンプレストンとのコンビでは2001年の香港マイルを制し、2002年と2003年のクイーンエリザベス2世カップを連覇するなど国内・香港で活躍した。
2003年は祐一にとって念願の牡馬クラシック制覇を成し遂げるチャンスだった。同じ瀬戸口勉厩舎所属できさらぎ賞を含め3勝をあげていたネオユニヴァースと、2歳王者となっていたエイシンチャンプをお手馬としてかかえ最終的にはGT馬であったことからエイシンチャンプを選んだが結果としてミルコ・デムーロに託されたネオユニヴァースが二冠を達成、祐一は最大のチャンスを逃すことになった。後に本人は「ネオユニヴァースの方が強いと思っていたが、先に依頼のあったエイシンチャンプを選んだ」と語った。
2005年の春のGI戦線では武豊とともに大活躍しフェブラリーステークスをメイショウボーラーで、桜花賞とNHKマイルカップをラインクラフトで、優駿牝馬をシーザリオで制したほか冬にはフサイチリシャールで朝日杯フューチュリティステークスを勝利した。またシーザリオでは同年7月3日(現地時間)アメリカ合衆国のハリウッドパーク競馬場で開かれたアメリカンオークス招待ステークスにも優勝し、日本生産・調教馬初のアメリカGT競走優勝という偉業を成し遂げた。また自身初のJRA年間100勝以上(109勝)も達成した。
2006年のエリザベス女王杯ではフサイチパンドラに騎乗。カワカミプリンセスに1位入線を許したものの同馬は審議の結果進路妨害で12着に降着し、フサイチパンドラが繰り上がり優勝。また同年に新設された阪神カップをフサイチリシャールで制し、初代王者となった。
2007年には、JpnT競走の優駿牝馬でローブデコルテに騎乗し優勝。2001年から7年連続のGT級競走(GT・JpnT)勝利となった。9月9日には馬場入場時に騎乗していたゲットザチャンスが暴れて落馬し、その際に右腹部を蹴られ翌日の騎乗をキャンセルすることになった。10月6日に史上27人目となるJRA通算900勝を達成した。
2008年も順調に勝利数を重ねた。9月27日には第4競走の2歳新馬戦で勝利し、8811戦目で父・洋一の通算勝利数(983勝)に並んだ(洋一は5086戦目で983勝目をあげている)。また、11月30日京都競馬場で行われた12Rにオリオンスターズに騎乗し中央競馬史上23人目(現役10人目)となるJRA通算1000勝を達成した。また12月6日と7日に行われるワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)に、負傷した武豊騎手に代わっての出場。しかし、順調な勝利とは裏腹にこの年はGT級競走での勝利がなく、GT級競走での連続勝利記録は7年で途絶えた。
2007年の優駿牝馬以来、GT級競走での勝利から遠ざかっていたが、2010年の阪神ジュベナイルフィリーズで圧倒的1番人気に支持されたレーヴディソールに騎乗し勝利。およそ3年半ぶりのGT級競走勝利となった。
父・洋一が騎手生活を絶たれた毎日杯で、1997年に祐一自らも落馬。落馬地点もほぼ一緒だったが、父と違い祐一は軽い打撲のみで済んだ。
サインには「福永雄一千」と書く。これは落馬事故で腎臓を片方摘出する大怪我(1999年の小倉大賞典の本馬場入場時の落馬)を負って以来のことで、母親の強い勧めによるもの。
牝馬で大きいレースを勝つことが多いため嶋田功、河内洋、松永幹夫らに続いて「牝馬の福永」と競馬マスコミに書かれることが増えてきた。また2・3歳戦が得意で、そのことは本人も自負している。実際、2・3歳の重賞(特に牝馬限定戦)でも上位の戦績を誇る。特に2002年は2歳馬のGT(阪神ジュベナイルフィリーズ:ピースオブワールド、朝日杯フューチュリティステークス:エイシンチャンプ)を両方とも制覇している。
優駿牝馬(オークス)では2004年から4年連続連対(3勝2着1回)という驚異的な成績を残していた。
小倉で行われる2歳オープン戦・フェニックス賞に強く、2001年から2007年までで6勝2着1回という成績を残し2003年から2007年まで5連勝を記録していた(これは武豊の若駒ステークス5連勝、河内洋の万葉ステークス5連勝に並ぶ同一特別競走の最多連勝タイ記録である)。さらに、重賞初勝利(エンプレス杯)を挙げた時の馬がシルクフェニックスであり、このため、武豊をはじめとする仲の良い同僚ジョッキーから「ミスターフェニックス」と呼ばれている(『武豊TV!』より)。本人曰く「フェニックス男」である(ABCラジオ・オン・ザ・ターフ!より)。2008年は阪神カップをマルカフェニックスで制し、フェニックス男ぶりを見せつけた。
2007年の天皇賞・秋ではカンパニーに騎乗したが最後の直線でコスモバルクが左右によれたことにより不利を受けたとされ、地方競馬所属で同馬の騎手である五十嵐冬樹に対し「コスモバルクは毎回、毎回やっている。五十嵐さんはGTに乗る騎手じゃない。(ローカルの)福島にでも行っていればいい。勘弁してくれ。」と発言したと報道され一部で物議を醸したが、本人はこの発言を否定している。
逆に翌年の日本ダービーで、福永はモンテクリスエスに騎乗し1コーナーでかなりの斜行をしている。被害馬は同レース3着のブラックシェルであったが、騎乗していた武豊騎手は「1コーナーをスムーズにいければあるいは…」という談話を残している。
2011年、札幌記念などサマーシリーズの3レースを勝ち、サマージョッキーズシリーズを2位に15ポイント差で優勝。また、ブエナビスタの妹ジョワドヴィーヴルにて阪神ジュベナイルフィリーズを連覇。岩田康誠との熾烈なリーディングジョッキー争いを制し、初の全国リーディングジョッキーとなった。JRA賞最多勝利騎手は (地方競馬での) 中央・地方交流競走の勝利を含めた勝利数で上回った岩田が受賞し、福永はJRA賞最高勝率騎手を受賞した。
2012年6月2日の鳴尾記念をトゥザグローリーで勝利、さらに翌日の安田記念をストロングリターンで勝利し2005年以来の牡馬牝馬混合GTを制覇。その勢いを持って同日に行われたユニコーンステークスもストローハットで勝利し史上初の同一週3重賞勝利を達成。宝塚記念後、8月末までアメリカへ遠征する。なお、札幌記念でダークシャドウに騎乗するため、8月19日に限り一時帰国した。
2013年3月、松尾翠(フジテレビアナウンサー)と結婚することを発表し、8月20日に婚姻届を提出した。10月20日、菊花賞で牡馬クラシック初制覇と同時に、父・福永洋一との親子制覇を達成した。さらに10月27日、天皇賞(秋)を制覇し、2週連続で八大競走を親子制覇を達成した。菊花賞と天皇賞(秋)を同一年に連覇したのは1965年の栗田勝以来である。最終的には初のリーディングジョッキーとなり、父子リーディングジョッキーを達成した。
テレビゲームマニアで、幼少の頃は信長の野望シリーズや三國志シリーズ(どちらもコーエー)に熱中していた他、「イメージトレーニングのため」と称して『ジーワンジョッキー』シリーズ(コーエー)をプレイすることが多いという。『ジーワンジョッキー』ではゲーム中に自分自身が実名で登場するため、自分の名前ではなくエディット機能を使用して父・洋一の名前でプレイしている。
騎乗依頼仲介者は小原靖博(競馬ブック)。バレットは坪田幸子(有限会社グリップのスタッフ)である。
「デビュー時からかわいがってくれていた北橋修二、瀬戸口勉という名伯楽が06年と07年に勇退した。が、力のあるエージェントがついており、相変わらず騎乗馬に恵まれている。1番人気馬での連対率は09年が.586で、2、3番人気での連対率は09年が.313と高めの数字になっている。コース別では騎乗馬の質がさらに上がる小倉と中京で成績が良い。10年夏に通算4回目となる小倉リーディングを獲得した。距離別、芝・ダート別で目立った偏りはない。追いに関しては甘さがある。自分から行ってくれる馬なら前でスムーズに操ることができ、差す場合はジッと我慢して展開が向いた時に浮上する。早めに仕掛けて騎手の力で残す勝ち方は見られない。10年のセイウンワンダーでのエプソムカップ勝ちは、馬がソラをつかって十分に押し切れず、何とか1着になったという感じだった。10年の帝王賞(大井)では武豊の代打で乗り難しさのあるヴァーミリアンに騎乗し、動かせず9着に終わっている。確かに成績は良いが、馬券的に狙い応えのあるジョッキーではない。」(2011年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)
ほっさん愛馬での成績 (6戦0勝)
2007年 9月29日 チャーミングシチー 3歳未勝利 阪神芝1400m 5着/4番人気
2008年10月15日 チャーミングシチー JRA指定交流 三番叟特別 笠松ダ1400m 3着/5番人気
2008年12月21日 ボニータシチー 3歳未勝利 阪神ダ1400m 9着/10番人気
2009年 8月23日 ペルシステンテ 3歳未勝利 札幌ダ1700m 2着/10番人気
2011年 6月18日 フランベルジェ 2歳新馬 阪神芝1200m 6着/1番人気
2011年 7月 2日 フランベルジェ 2歳未勝利 京都芝1400m 2着/3番人気
2011年5月5日 かしわ記念 ロードバリオスに騎乗する福永祐一騎手
競馬ブック
見解
「サトノアビリティは降級すれば明らかに能力上位。入念に乗り込まれて態勢もほぼ万全。いきなり。相手は、ひと叩きしたステイウェル、中1週で上積みが見込めるデスティニーシチー、レース巧者のキタサンウンゲツが有力。」
短評は「先行有利」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU ステイウェル ○ ▲ △△ ▲ キクノブレイン △ △ △ サトノアビリティ ◎ ◎ ○ ◎ キタサンウンゲツ ▲ △ △ ○ バンブーデルピエロ △ 穴 ゼンノコリオリ △ △ △△ デスティニーシチー △ ○ ◎ ナリタロック △△ △△ △ △ サンマルウィーク 穴
あとは無印
予想オッズ
以下26倍以上省略
馬名 予想オッズ サトノアビリティ 3.5 ステイウェル 3.6 デスティニーシチー 6.4 キタサンウンゲツ 6.9 ナリタロック 8.8 キクノブレイン 14.1 ゼンノコリオリ 14.6 ノアオーカン 21.0
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 デスティニーシチー 75 69 61 70 サトノアビリティ 79 77 79 78 ステイウェル 77 72 72 70 キタサンウンゲツ 77 76 76 71 ナリタロック 74 71 67 73 キクノブレイン 81 71 76 71
デイリー馬三郎
本紙の見解
「中1週の詰まったローテでも強い調教を施してきた◎ステイウェル。気配は間違いなく前走時を上回るもので、今回は最後の踏ん張りが利きそう。降級馬の地力を信頼して本命視。久々でも気配のいい○サトノアビリティが対抗。〈浜口〉」
◎ ステイウェル
○ サトノアビリティ
▲ キタサンウンゲツ
× ゼンノコリオリ
☆ ナリタロック
△ キクノブレイン
△ デスティニーシチー
デスティニーシチーは全13記者中 ▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 3記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 6記者、無印 2記者
デスティニーシチー(4着)
「上手に立ち回ってくれましたし、内から来ているんですが、最後の50メートルで脚が上がってしまいました。」(幸英明騎手・競馬ブック)
「上手く立ち回り、内から伸びてきてるのですが最後の50mで脚が上がってしまいました」(幸英明騎手・友駿ホースクラブ公式HP)
「もう少し積極的に乗ってもらいたいところでしたがチャンスは近そうです。やはり距離的は1400mが合っているようで、今回もスムーズに進めることが出来ました。次走は阪神の最終週か中京の1400m戦を視野に入れていますが、最終的には状態とメンバーを見て決めたいと思います。ようやく奥手のタイプも中身がしっかりしてきたようなので、上を目指していきたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
「馬体はまだ絞れそう。中団馬群の中。砂を被ってもスムーズに追走。勝負どころからはインを狙い、直線も捌きつつ伸びた。地方交流とはいえ、勝って同条件。その笠松戦も好時計で、1400メートルの適性は高い。」(競馬ブック)
デスティニーシチー
「追ってスッと動けないので前走は内枠が良くなかった。千四は合っている。」(内山助手・デイリー馬三郎)
「前走は掛からず運べた。この距離が合っているみたいだね。デキも変わりないし、ここも楽しみ。」(内山助手・競馬ブック)
「前走後、具合が良く気合いも乗っているので中1週で出走させることにしました。ここにきて力を付けてきているので自分の競馬が出来れば結果を出せると思います。馬体のほうもひと叩きされ良くなっています」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
1000万クラスでも2着と実績のあるサトノアビリティや現級勝ちの実績があり1000万クラスでも6着と好走しているステイウェルなど決して楽なメンバーではありません。しかし、デスティニーシチーも力をつけていますし、私は互角と思うのですが。とはいえ、どんなメンバーでも4着までしか来られない辺り、パンチ不足は否めません。
口取りの権利を持っていますし、福永祐一騎手ですからご一緒に写真に納まりたいですが、難しいでしょうね。とにかく岡田稲男先生は優先権を逃すと必ず放牧に出してしまい、1か月は戻って来られませんから、5着以内で権利を確保してくれれば万歳ですね。
当日は休日ですので口取りの権利を取りまして現地応援いたします。昨年12月の中京以来のデスティニーシチーとの対面です。そんなに成長などはしていないでしょうが、今回も勝ち負けが期待出来ますし楽しみですね。
写真多数付き現地観戦レポートをアップする予定ですが、予定が立て込んでおり、7月2日の休日までにはということにさせてください。
当日は予定通り口取りの権利を持って阪神競馬場に行ってきました。写真はいつものように撮影順です。
デスティニーシチーは前走プラス2キロ。単勝はこの出走約30分前で11.9倍の4番人気ですね。
出てきて1周目から発汗のあるデスティニーシチー。暑いのは苦手そうです。この日はまだ気温としてはマシな方で、他馬でこんなに早くここまで汗をかいている馬はいませんでした。
反対側から見てもこの発汗量です。毛づやもイマイチに思えました。そもそも私は追い切り評価も「C」とかなり低い評価を出しています。やはり調子は良くなさそうです。
とまーれーのあと。パドックの気配は大人しい感じでした。ただ馬体はいつものように筋肉質でいい体をしてます。
岡田稲男先生はいらっしゃらなかったですね。
待ち構えていたのですが、いい写真が撮れませんでした。
デスティニーシチーのスタートは普通でした。速くもなく、遅くもなく。
鞍上の福永祐一騎手は出して行きますが、二の脚の差でもうどちらかと言えば後ろ目にいます。
前から数えて10番手辺りですね。この時点で人気の3番と5番が前ですし、デスティニーの勝ちはないなと思いました。
向正面では9番手の馬群の中を折り合い良く進みます。
3コーナーに入るところ。
そして4コーナーの勝負どころでペースが上がったところで、なかなか前を射程圏内に入れられず、かなり後方になります。
直線に向いて追い出されるとグングンと伸びますが、前の人気馬は完全に抜け出しており、3頭交わすもそこまで。6着で入戦します。
勝ったのは人気の1角ステイウェル。1番人気の5番サトノアビリティも僅差の3着まで来ています。
そして2番手集団。現地ではデスティニーシチーは或いは5着を確保したのかと思いましたが・・・、
5着馬からアタマ差の6着に敗れ、優先出走権を失いました(T_T)。しかし、後ろもすぐに迫っていることを考えると出走奨励金の貰える6着を死守してくれたことは有り難いですね。
今回のデスティニーシチーの走破時計は1分24秒8稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分23秒4、勝ち馬の時計が1分23秒9ですから、良馬場に近い少し締まった馬場だったと言えます。
その平均的な勝ち馬の時計からデスティニーシチーは0.9秒も遅れているのですから、これは500万クラスでもツーパンチ足りないと言わざるを得ません。やはり私がずっと言っている芝の中距離に戻して欲しいですね。
デスティニーシチー(6着)
「前も止まらず、流れ込むような形に。前走のように内目をロスなく運んだ方が良かったのかもしれません。」(福永祐一騎手・競馬ブック)
「前走の内容から期待していましたが、前残りの展開となってしまい結果を出すことが出来ませんでした。レース後異常ないようですが、優先権をなくしてしまったので、中京戦は除外対象となるかもしれません。場合によっては札幌の芝1500m戦を検討したいと思います。あまり芝での実績はありませんが、以前より力を付けているので走ってくれると思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
デスティニーシチー(6着)
「中団で無理せず。直線半ばまでは勢い良く差を詰めてきたが、ラスト100メートルではジリッぽくなり、ゴール前は伸び負けの格好に。」(競馬ブック)
1着の本賞金が750万円。6着の出走奨励金はその7パーセントですから53万円。特別出走手当が41.4万円。合計94.4万円。1口で割りますと1500円程度になると思われます。
残念ながらダートではパンチ不足と言わざるを得ません。これでも大きく崩れていませんから、メンバー次第では500万クラスは勝ち上がれるでしょうが、今回とて、2頭強い馬がいた以外はそんなに強いメンバーではありませんでした。このメンバーで6着ですからやはり厳しいでしょうね。
私はデスティニーシチーは未勝利時代の福島の3着だったレースが強く印象に残っており、走破時計も良かったですから、やはり芝に戻して欲しいと思います。それでダメなら、ダートでコツコツと今回のように小銭を稼ぎましょう。6着は奨励金もいただけますし、決して悪いことはありません。
思ったよりも成長力がないと言うか、もどかしいレースが続きますが、元々募集総額1000万円の牡馬。交流戦とは言え2つ勝ってくれているだけでも万歳ですし、ここから何度もどかしい競馬が続いても働きとしては十分です。これからも過度に期待はせず順番がくるのを待ちたいと思います。
岡田稲男調教師は芝では実績がないとおっしゃりますが、私は福島の未勝利戦3着の時の走りなら500万クラスでも勝ち負けと思っていますので、次に芝を試されるのでしたら楽しみです。ただ、あれから随分と時が流れていますし、通用するかはわからないですが・・・。
ダートでも16頭立て6着と上位人気での上位入戦です。このままずっと掲示板や出走奨励金の貰える8着以内をうろうろしてくれても構いません。
頑張れデスティニーシチー!!とにかく故障なく元気でいつまでも走ってくれ!!
2014年 6月15日 第16戦 500万下 阪神ダ1400m (4着/5番人気)
2014年 4月10日 第15戦 JRA指定交流 臥龍桜特別 中央500万下クラス (1着/1番人気)
2014年 2月23日 第14戦 500万下 小倉ダ1700m (8着/2番人気)
2014年 2月 2日 第13戦 500万下 京都ダ1800m (4着/4番人気)
2013年12月22日 第12戦 500万下 阪神ダ1800m (7着/7番人気)
2013年12月 7日 第11戦 500万下 中京ダ1800m (4着/1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート
2013年11月10日 第10戦 500万下 京都ダ1800m (4着/9番人気)
2013年 8月 7日 第9戦 JRA指定交流デネブ特別 中央未勝利クラス (1着/2番人気)
2013年 7月 6日 第8戦 3歳未勝利 函館芝2000m (8着/8番人気)
2013年 6月23日 第7戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (6着/6番人気)
2013年 6月16日 第6戦 3歳未勝利 函館芝2000m (11着/7番人気)
2013年 4月29日 第5戦 3歳未勝利 福島芝2000m (3着/6番人気)
2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート
2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)
2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)
2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)